西洋手相術

手相術とは4 手の形態学(3)

手の形態学(3)―手の丘について

■手の丘について

手のひら全体は、いくつかの丘(mounts)と呼ばれる領域で分類されます。手相術師によって領域の分類は、若干の違いがあります。 おそらくその最も細かいのものとしては、12の丘とひとつの平地という分け方があります 。ただし、これはそれほど一般的ではありません。

12の丘とひとつの平地

より一般的なものとしては、次のようなものがあります。ここでは丘の数は、全部で8つ。それぞれが、占星術の惑星によって支配されているものと考えられています。

一般的な丘

親指の付け根のところの「ヴィーナスの丘(the Mount of Venus)」からはじめて、時計回りに「下位マーズの丘(the Mount of Lower Mars)」、「ジュピターの丘(the Mount of Jupiter)」、「サターンの丘(the Mount of Satern)」、「アポロの丘(the Mount of Apollo)」、「マーキュリーの丘(the Mount of Mercury)」、「上位マーズの丘(the Mount of Upper Mars)」、「ルナの丘(the Mount of Luna)」とそれぞれ呼ばれている。

「上位」、「下位」と言う呼び方で、マーズの丘は2箇所ありますが、手相術師によっては、それぞれの場所を「ネガティヴ・マーズ」、「ポジティヴ・マーズ」、あるいは「マーズの外なる丘(Outer Mount of Mars)」、「マーズの内なる丘(Inner Mount of Mars)」と呼ぶ場合もあります。

また、マーズをふたつに分けずに、手のひらの中央(ここは「マーズの平原」ともしばしば呼ばれています)も含めて、その領域全体をマーズが支配するものとする、よりシンプルな分類の仕方もあります。本サイトでは、最後の分類法を採用することとします。

丘の分類法

また、手の丘の主な判断方法は、そのふくらみ具合と形、色つや、さらに触ったときの柔らかさなどが、基になります。

いずれの丘も、ほどよくふくらみ、柔らかく弾力のある状態がベストであるとされています。もちろん、色つやも良いにこしたことはありません。

一方で、過剰にふくらんでいる場合は、その丘の持つ機能が、強く出過ぎることで問題となることを意味します。一方で、まったくふくらみがない、あるいは堅くなっていて、弾力性に欠けている場合は、その丘の持つ機能が、弱まっている、あるいはマイナスに作用してしまうことを意味します。

■それぞれの丘の意味

① ヴィーナスの丘

ヴィーナス(金星)が支配する手のひらの領域は、親指の第3の指骨のところにあります。また、ライフ・ラインによって取り囲まれた親指の根元にある領域に当たります(ライフ・ラインについては後述します)。

占星術の金星の意味と対応し、愛情、美、喜び、お金、セクシャアリティなどに関連すると言われています。

② ルナの丘

ルナ(月)が支配する手のひらの領域は、ちょうど手のひらの外側の端の辺りです。一般的にヴィーナスの次に大きな領域を占めます。

占星術の月の意味と対応し、想像力、空想、ファンタジー、情緒などに関連すると言われています。

③ マーズの丘と平原

マーズ(火星)の支配する手のひらの領域は、ヴィーナスの丘とルナの丘の上、及びそれらの間にあります。

占星術の火星の意味と対応し、闘争心、勇気、チャレンジ精神、攻撃性などに関連すると言われています。

④ ジュピターの丘

ジュピター(木星)の支配する手のひらの領域は、ジュピターの指の下にあります。

占星術の木星の意味と対応し、拡大、拡張、自信、力、リーダーシップ、スピリチュアリティなどに関連すると言われています。

⑤ サターンの丘

サターン(土星)の支配する手のひらの領域は、サターンの指の下にあります。

占星術の土星の意味と対応し、慎重さ、思慮深さ、堅実さ、内省、責任感、制限などに関連すると言われています。

⑥ アポロの丘

アポロ(太陽)の支配する手のひらの領域は、アポロの指の下にあります。

占星術の太陽の意味と対応し、自己表現、自己実現、芸術、昼の顔、楽観性、創造性、人気、名声などと関連すると言われています。

⑦ マーキュリーの丘

マーキュリー(水星)の支配する手のひらの領域は、マーキュリーの指の下にあります。

占星術の水星の意味と対応し、コミュニケーション、会話の能力、言語能力、知性、好奇心、社交性などと関連すると言われています。

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