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タロット占い

タロット占い講座(2)

第2回:タロット占いをはじめる前に(2)

 「タロット占い無料講座」の第1回はタロット占いに必要なものについて解説しました。
  今回の「タロット占い無料講座」は、タロットカードを実際に入手した後の次のステップとして必要なことについてお話していきます。

■タロットカードを箱から取り出す

 まずはタロットカードを箱から取り出して見てください。ただし、タロットがまったくはじめてという人は、くれぐれもこの段階でまだ混ぜたりしないでください。
 買ったばかりのタロットカードをすぐに使って占いってみたい気持ちは分かりますが、その前にまずはタロットカードの全体の構成を理解しておく必要があります。

■タロットカードの枚数

 ここでタロットカードの枚数を確認しておきます。
  現在のスタンダードなタロットカードの枚数は全部で78枚です。
  この78枚のカードは、「大アルカナ(メジャー・アルカナ)」と呼ばれる22枚のカードと「小アルカナ(マイナー・アルカナ)」と呼ばれる56枚のカードに分けることができます。
  ここではまずタロットカードの中の大アルカナと呼ばれるカードから説明していきます。

■タロットカードの大アルカナの構成について

 通常、スタンダードなタロット・パックの場合、22枚の大アルカナのカードの内、21枚には、それぞれ絵の上部に1から21までの通し番号が書かれています。
  残りの一枚に関しては、前回の講座で紹介したマルセイユ・パックとウェイト=スミス・パックで違いがあるので、少々注意が必要です。
  マルセイユ・パックの場合は、残りの1枚は番号が何も書かれていないカードとなっています。けれども、ウェイト=スミス・パックの場合は、0という番号が書かれているカードとなっています。
  いずれにしても番号なし、もしくは0のカードが加わり、合計22枚となるわけです。 では、ここで大アルカナ22枚を小アルカナ56枚から分けてみてください。新品の箱から出したばかりのタロットカードの場合、通常、上から22枚が大アルカナとなっているので、まだ混ぜていない場合、順番に22枚数えていけば、すぐに分けることができるはずです。
  もし今、目の前に十分なスペースがあれば、そこにタロット・クロスを敷いてください。そしてそのタロット・クロスの上に、大アルカナのみを試しに次のように並べて見てください(小アルカナはひとまず脇によけておいてください。小アルカナについては次回の「タロット無料占い講座」で説明します)。  

 この大アルカナの配列は、タロットのイメージを深めていくためのメソッドとして、わたし自身が実際のタロット講座で用いているオリジナルのシステムです。このタロットを学ぶためのシステムが持っている意味をここで説明していくと非常に長くなってしまうので、それについてはひとまずここの段階では省略します。
  いずれにせよ、タロットがまったくはじめての人にとって、今の段階で大事なことは、とりあえずこうして大アルカナ全体を眺めながら、タロットカードそのものと親しんでいくことにあります。
  まずは数字の順番にそれぞれのカードの絵をじっくりと眺めてみてください。

■タロットカードの大アルカナそれぞれの名称

 一通り、22枚の大アルカナ全部の絵に目を通したら、次にそれぞれのカードの下に書かれている名称に注目してみてください。
 カードの名称は、マルセイユ・パックとウェイト=スミス・パックでは、若干違いがあります。以下にそれぞれの名称を列挙しておきます。

マルセイユ・パック ウェイト=スミス・パック
番号なし 愚者(Le Mat) 0 愚者(The Fool)
1 奇術師(Le Batteleur) 1 魔術師(The Magician) 
2 女教皇(La Papesse) 2 女司祭(The High Priestess) 
3 女帝(L’Imp_ratrice) 3 女帝(The Empress) 
4 皇帝(L’Empereur) 4 皇帝(The Emperor)
5 教皇(Le Pape) 5 司祭(The Hierophant)
6 恋人(L’Amoureux) 6 恋人(The Lovers)
7 戦車(Le Chariot) 7 戦車(The Chariot)
8 正義(La Justice) 8 力(Strength)
9 隠者(L’Hermite) 9 隠者(The Hermit)
10 運命の車輪(La Roue de Fortune) 10 運命の車輪(The Wheel of Fortune)
11 力(La Force) 11 正義(Justice)
12 吊るされた男(Le Pendu) 12 吊るされた男(The Hanged Man)
13 タイトルなし 13 死(Death)
14 節制(Temp_rance) 14 節制(Temperance)
15 悪魔(Le Diable) 15 悪魔(The Devil)
16 神の家(La Maison Dieu) 16 塔(The Tower)
17 星(L’_toile) 17 星(The Star)
18 月(La Lune) 18 月(The Moon)
19 太陽(Le Soleil) 19 太陽(The Sun)
20 審判(Le Jugement) 20 審判(Judgment)
21 世界(Le Monde) 21 世界(The World)

■タロットカードの大アルカナの順番と名称の違いについて

 ところで、マルセイユ・パックとウェイト=スミス・パックそれぞれの大アルカナのカードの順番と名称を比較してみると、いくつかの事柄に気がつきます。
 まず一つは、カードの順番がマルセイユ・パックとウェイト=スミス・パックでは、一か所入れ替わっているところがあるということです。
  そう以下のように、マルセイユ・パックの方では、8番のカードは「正義」、11番のカード「力」となっていますが、ウェイト=スミス・パックの方では、その逆に8番のカードが「力」、11番のカードが「正義」となっています。

マルセイユ・パック ウェイト=スミス・パック

8  正義(La Justice)

8  力(Strength)

11 力(La Force)

11 正義(Justice)


  もう一つは、何枚かのカードの名称がマルセイユ・パックとウェイト=スミス・パックでは異なるものとなっているという点です。念のためにそれぞれの名称の日本語訳として、それらを列挙しておくと次のようになります。

マルセイユ・パック ウェイト=スミス・パック
2 女教皇(La Papesse) 2 女司祭(The High Priestess) 
5 教皇(Le Pape) 5 司祭(The Hierophant)
16 神の家(La Maison Dieu) 16 塔(The Tower)

 こうした番号の入れ替え、及び名称の変更の理由を理解するためには、タロットの歴史をある程度知っておく必要があるので、ここでは詳しい話は省略し、とりあえずこうした違いもあるんだ、ということだけを頭の片隅に置いておいてください。

「タロット占い無料講座」の第2回は、タロット占いをはじめる前に知っておくべきこととして、まずは大アルカナと呼ばれる22枚のカードを中心にお話してきました。 続く第3回の「タロット占い無料講座」では、小アルカナと呼ばれる56枚のカードについて解説していきます。

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