数秘術
数秘術とは(1)
数秘術とは、「数」を使った占いのことです
数秘術は、英語で「ヌメロロジー(numerology)」(numero[数]+logy[学、あるいは論])と言います。したがって直訳では、「数の学」、あるいは「数の論」といった意味になります。
「数の学」である数秘術では、その基本原理としてひとつひとつの数には特別な意味があると考えます。また、この宇宙のすべてのもの(わたしたち人間も含めてすべて)は、「数の法則」によって秩序づけられ、支配されているともみなされます。したがって、その数の法則に基づくことで、わたしたちひとりひとりの「運命」、「使命」、「才能」、「カルマ」、「人生の意味」などといったことすべてを明らかにできる、と数秘術師たちは考えています。
では、数秘術が示す数の法則とは、いったいどのようなものなのでしょう。
それについて詳しく知りたい方は、「数秘術についての詳しい解説」の方をお読みください。
その前に、数秘術を使って占いを試してみたいという方は、下記に、あなたの生年月日と名前を入力してみてください。あなた自身を示すナンバーが結果として表示されます
■数秘術の基本原理と法則
(1)すべての数を1から9までのルート・ナンバーへと還元する。
タロット占いの基本にあるのは、占いをおこなった際、一見単なる「偶然」に出てきたように思われるカードには、質問者に対してなんらかの意味を持つという考えです。数秘術の数の法則の中心にあるのは、1から9までの一桁の自然数です。数秘術では、これを「ルート・ナンバー」と呼び、すべての数の基本となる数だと考えます。ルート・ナンバーには、それぞれ固有の数秘術的な意味があります。現代の数秘術が定める数の意味は、ヌメロロジストによってやや違いも見られますが、たとえばおおむね以下のようなものになります。(注1)
1 | はじまり。独立。革新。リーダーシップ。男性原理。 |
2 | 調和。結合。人間関係。協力。女性原理。 |
3 | 真実を語る。イマジネーション。楽観主義。陽気。クリエイティヴな表現。 |
4 | 建設する。形づくる。ハード・ワーク。持久力。まじめ。実際的。 |
5 | 変化。移行。進歩的な考え。機知に富む。自由。多才。増進。 |
6 | バランス。育てる。奉仕。責任と義務。家族の力。結婚と別れの数。家庭と仕事の問題。 |
7 | 分析。リサーチ。科学。テクノロジー。孤独。叡智。スピリチュアルな力。調査。神秘主義的。形而上学的。 |
8 | 権威。力。財力。ビジネス。成功。物質的価値。組織。自己制御。 |
9 | 終わり。ヴィジョン。寛大。変容。スピリチュアルな意識。宇宙。教え。全体性意識。完全性。 |
こうして導き出された5という数は、先ほども述べたように数秘術のルールに従うなら、23という数の本質を意味するものとみなされます。
同様の作業は、原理的にどんな大きな自然数であっても可能なわけですから、あらゆる数は次のようにすべて1から9までのルート・ナンバーへと還元し関連づけることができることになるわけです。
上記の表でご覧のように、こうしてあらゆる自然数は、基本的にすべて1から9までの数に還元して考えることができるわけです。
(2)すべてのローマ文字のアルファベットは数価を持っている
現代の数秘術のもう一つの重要な原則は、すべてのローマ文字のアルファベットは数価を持っているという考えです。たとえば数秘術では、Aという文字は1、Eとう文字は5、Hという文字は8という数価を持っているとみなします。以下の表をご覧ください。 上記のアルファベットと数の対応表にしたがうと、たとえばA、J、Sはいずれも1という数価を持っていることになります。
数秘術では、このようなアルファベットと数の対応に基づき、アルファベットを数に変換します。それによって、あらゆる事物の名前(人の名前をも含む)は、数の法則に基づいて、その本質的な意味を探っていくことが可能となるわけです。
下記は名前「やまだ たろう」をひらがなで入力した例です。
以上の二つのルールが、現代の数秘術の基本となります。
では次に、今までみてきたことをベースに、さらに個人の具体的な占いを行うための数秘術のテクニックを紹介しましょう。