伊泉龍一監修の「運命の世界」は、タロット占い・数秘術・西洋占星術・ルーン占い・手相占い・相性占い等が楽しめる占い総合サイト

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タロット占い

タロット占いとは

タロット占いとは、「タロット(tarot)」呼ばれるカードを使った占いのことです

 今日、占いに用いられているスタンダードなタロット・カードの枚数は全部で78枚。また、その78枚のカードは、22枚の「大アルカナ(Major Arcana)」と56枚の「小アルカナ(Minor Arcana)」に分けられます。
 タロット・リーダー(タロット占いを行う人のこと)は、カードをシャッフルし、そこから偶然に出てきたカードによって、質問の答えを導き出します。
タロット占いの手順について知りたい方は、「タロット占いの手順」の方をお読みください。

タロット占いの基本原理とカードの構成

■タロット占いの基本原理

 タロット占いの基本にあるのは、占いをおこなった際、一見単なる「偶然」に出てきたように思われるカードには、質問者に対してなんらかの意味を持つという考えです。

■タロット・カードの全体の構成と各カードの意味

 タロット・カードは、「大アルカナ」と呼ばれる22枚のカードと「小アルカナ」と呼ばれる56枚のカードに分けられます。

(1) 大アルカナ

 大アルカナは、「1」から「21」までの連続する数の割り当てられているカードが二十一枚。そして「愚者」と呼ばれる番号なしの(あるいは0という数が割り当てられている)カードが一枚。計22枚からなります。
 以下に、現代ポピュラーな2種類のタロット、ウェイト=スミス・パック、及びマルセイユ・タロットのカードの番号とタイトルを列挙しておきます。


タイトルにマウスをのせると(スマホはタップすると)、カードの絵が変わります。マウスが離れると絵が固定されます。


タイトルにマウスをのせると(スマホはタップすると)、カードの絵が変わります。マウスが離れると絵が固定されます。

 ちなみにウェイト=スミス・パックは1909年にイギリスで出版されたタロットです。一方のマルセイユ・タロットは、17世紀半ばから18世紀のフランスで作られていたタロットです(注1)
 二つの番号とタイトルを比較してみると、いくつかタイトルが異なるものや、カードの順番がいれかわっている箇所があります(注2)。また、カードの絵のデザインにもいくばくかの変化も見られます(たとえば、目立つものとして「19太陽」のカードなど)。ただし、細かい点に目をつぶれば、全体としておおむね共通する主題が描かれています。

 これらの独特の謎めいた絵が描かれているそれぞれのカードには、「占い上の意味」が割り当てられています(ただし、現代のタロット占いの入門書を見ると、本によって占い上の意味は若干異なります)。
 以下に、ウェイト=スミス・パックの方を例にとって、タロティストの間で一般的だと思われる大アルカナの意味を示すキーワードを列挙してみます(注3)

0 愚者(The Fool) 冒険精神 自発性
1 魔術師(The Magician)  イニシアチブ 創造的なエネルギー
2 女司祭(The High Priestess) 隠された自己 無意識の知恵を信じる
3 女帝(The Empress) 豊かさ 尽きることのない愛
4 皇帝(The Emperor) 成功と安定 世俗的な面での偉業
5 司祭(The Hierophant) 霊的なことや宗教的な価値についての教え
6 恋人(Lovers) 選択するための機会
7 戦車(Chariot) 自分の進むべき方向をコントロールする
8 力(Strength) 自己を制御する 穏やかな力
9 隠者(Hermit) 内省の時 叡智を求める
10 運命の車輪(Wheel of Fortune) 状況の変化 運命の導き
11 正義(Justice) 主観と客観の間のバランス
12 吊るされた男(The Hunged Man) 自分の態度や考え方の転換点
13 死(Death) すべてのものごとを新しくする変容の原理
14 節制(Temperance) 対立するものの混合、あるいは統合
15 悪魔(The Devil) 自分自身が否定していた部分と向きあう
16 塔(The Tower) パーソナリティーの再編成 啓示
17 星(The Star) 浄化のプロセス 赦し
18 月(The Moon) 先の見えない不安
19 太陽(The Sun) 人生の変容 心を開く
20 審判(Judgment) 新しいメッセージに耳を傾ける
21 世界(The World) 宇宙意識や世界霊魂との調和や気づき

(2)小アルカナ

一方の小アルカナの構成は、ちょうどプレイング・カードの「クラブ」、「スペード」、「ハート」、「ダイヤ」に相当する「ワンド(あるいはバトン)」、「ソード」、「カップ」、「ペンタクル(あるいはコイン)」というマークの違いから、大きく4つのグループに分けられます。こういったプレイング・カードやタロットで見られるマークのことを「スート」と呼びます。全部で56枚の小アルカナは、各スート14枚ずつに分類されます。
 さらに、各スートに分類された14枚のカードは、 さらに「コート・カード(court cards)」と「ヌーメラル・カード(numeral cards)」と呼ばれる二つに分けることができます。
 まずコート・カードですが、これはちょうど通常のプレイング・カードで言えば、「キング」、「クイーン」、「ジャック」と呼ばれる人物の描かれた3枚のカードのことです。ただしタロットでは、通常のプレイング・カードよりも枚数が一枚多く、「キング」、「クイーン」、「ナイト」、「ペイジ(あるいはネイヴ)」から構成されています。
 一方のヌーメラル・カードは、「エース」から「10」までからなる10枚のカードのことです。 以上のような小アルカナ全体の構造を表すと次のようになります。

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