タロット占い
タロット占い講座
まったくはじめての人でも分かる、本当の基本から学ぶタロット占い入門講座
タロット占いを自分でやってみたいけど、どうしたらいいか分からないという方のために、ごく基本的なことを解説していきます。
また、タロットカードを買う前、タロット占いの本や解説書を買う前、タロット講座、教室、セミナー等へ通う前に、知っておくと役に立つことをお話しておきます。
- 第1回:タロット占いをはじめる前に(1)
- 第2回:タロット占いをはじめる前に(2)
- 第3回:タロット占いをはじめる前に(3)
- 第4回:タロット占いをはじめる前に(4)
- 第5回:タロット占いの手順と方法
- 第6回:タロット・リーディングの方法(1)
第1回:タロット占いをはじめる前に(1)
■タロット占いとは?
タロット占いとは、「タロットカード」と呼ばれるカードのセットを使った占いです。
一見、不思議な独特の絵がそれぞれのカードには描かれています。一定の手順で占いを行い、偶然に出てきたタロットカードの絵が質問者へのメッセージとなります(どのような手順でタロット占いを行うかは後程、今後、順を追って説明していきます)。
■タロット占いをするために必要なもの
タロット占いをするためには、まず欠かせないものとして以下の2点が必要です。
2.タロット・クロス(タロット占いのための布)
1のタロットカードは、自分専用のものとして、新品のものを1つ購入します。
2のタロット・クロスは、タロット占いをするとき、実際にタロットカードを広げるための「場」を作るのに必要となります。
その他には、タロット・ポーチ(タロットカードを持ち運ぶためのポーチ)、タロット・ボックス(タロットカードを保管しておくための箱)などもあると良いでしょう。
これらのものは絶対になくてはならいものではありませんが、必要と感じた段階で揃えていくと良いでしょう(注1)。
■どんなタロットカードを買えばいいのか?
ひとことでタロットカードと言っても、実際にはかなりの種類のものがあります。基本的な構成は一部の特殊なものを除いて、どのタロットカードもそれほど変わりません。けれども、そこに描かれている絵には様々なヴァリエーションがあります。
タロットカードをはじめて購入しようと思った人が、実際にタロットカードを売っているお店に行ってみると、いろいろな絵のタロットカードがあって、どれを買えばいいのか分からないという声も良く耳にします。
まずは絵を実際に見て、自分が気に入ったタロットカードを買うのでも良いと思います。
ただし、タロットカードの絵自体が美しくても、中にはタロット占いに使うのにはいまひとつ向いていないものもあるので注意が必要です。
ですので、タロット占いがまったくはじめてで、どれを選べば良いかまったくわからないという人には、最初はスタンダードなタロットカードを入手してみることをお勧めします。
スタンダードなタロットカードとして、今日、広く用いられているものを次に紹介しておきましょう。
今日、最も広く親しまれているスタンダードなタロットカードの一つは、「ウェイト=スミス・パック」です。日本では「ウェイト版」、あるいは「ライダー版」という呼び方で、タロット・ファンの間で広く知られているタロットカードです。
これはアーサー・E・ウェイトという人物のディレクションの下、パメラ・コールマン・スミスという画家によって作られ、1909年にイギリスのロンドンで最初に出版されたタロットカードです。
「ウェイト版」とひとことで言っても、様々な種類のものが出ています。
以下に入手し易いものを紹介しておきます。
◆The Rider Tarot Deck
こちらはUSGamesから出ている最も広く使われている「ウェイト版」です。オリジナ
ルものよりも発色が明るくなり、より現代的な雰囲気となっています。
カードの裏面の柄はオリジナルのものとは異なります。
>>Amazonページはこちら
◆Miniature Rider Waite Tarot Deck
こちらは上記のカードのサイズ違いのミニ版です。サイズが小さいので持ち運びには便利です。
>>Amazonページはこちら
◆Giant Rider-Waite Tarot Deck: Complete 78-Card Deck
こちらは上記のカードのサイズ違いのジャイアント版です。サイズが大きいので迫力があります。
>>Amazonページはこちら
◆The Original Rider Waite Tarot Pack
こちらも同じくUSGamesから出ているものですが、1909年のオリジナルの「ウェイト版」の再現を試みたものなので発色はやや暗めですが、カードの裏面の柄に当時の模様が用いられています。
また作者であるアーサー・E・ウェイト自身によるカードの解説書『タロットへの鍵(Key to the Tarot)』(1910)が小冊子として同封されています。
>>Amazonページはこちら
◆The Original Rider Waite Tarot Deck
上記のものと同じタイトルとなっていますが、こちらは解説書なしのタロットカード
のみのものとなっています。
>>Amazonページはこちら
◆Rider Waite Tarot Deck French
上記のものはすべて英語版ですが、こちらはフランス語版の「ウェイト版」です。
>>Amazonページはこちら
◆Original Waite Tarot. 78 farbige Karten
こちらはKoenigsfurt Verlagから出版されているドイツ語版の「ウェイト版」です。
>>Amazonページはこちら
◆TAROT-KARTEN von A.E.Waite
上記のものと同じもののサイズ違いのドイツ語版の「ウェイト版」のミニサイズです。
>>Amazonページはこちら
もう一つは「マルセイユ・パック」と呼ばれている以下のようなタロットカードです。日本では「マルセイユ版」という呼び方で知られています。
マルセイユ・パックと現在呼ばれているタロットカードは、17世紀半ば頃から18世紀にかけてフランスで作られていたものです。現在ではその当時のものがリプリントされたものが広く販売されています。
また今日、入手可能なマルセイユ・パックは、いくつかヴァリエーションがありますが、個人的には以下のものがお勧めです。
「マルセイユ版」も、非常にいろいろな種類が出ています。
すべてを紹介するときりがないので、ここでははじめての人が実際のタロット占いに使い易いものとしては、ひとまず以下のものをお勧めしておきます。
◆Universal Tarot of Marseille
Lo Scarabeoから出版されている「マルセイユ版」です。絵がはっきりと見えやすいように現代風の色合いになっています。
>>Amazonページはこちら
◆Universal Tarot Of Marseille / Tarot Universal Marseille: 22 Major Arcana,56 Minor Arcana / 22 Arcanos Mayores, 56 Arcanos Menores
上記のものと同じもののサイズ違いです。ミニ版の「マルセイユ版」です。
>>Amazonページはこちら
タロット占いに使用する専用のタロットカードが決まったら、次はタロット・クロスを準備しましょう。
■タロット・クロスを準備するときの注意
タロット・クロスは、タロット占い用にもともと作られたものも販売されていますので、それを買ってもいいでしょう。また、普通に布地を扱っているショップで、自分の好みの色の布を買って、それをタロット占い専用のクロスとして用いても構いません。 ここでタロット・クロスを準備するときの注意点をいくつかあげておきます。
<色>
派手な色のものよりも、落ち着いた色のものを選んだ方が良いと思います。特に派手な柄がついていると、タロットカードを実際にその上にレイアウトした時、その絵が見づらくなる場合もあるでしょう。ですので、できれば無地のものを選んだ方が良いでしょう。<形>
タロット・クロスの形は正方形のものを準備してください。<大きさ>
タロットカードを広げるのに十分な大きさのものが必要です。およそ80センチ×80センチ、あるいは大きめのものを準備するなら1メートル×1メートルぐらいでちょうど良いと思います。<素材>
薄い素材のタロット・クロスだと、タロットカードをシャッフルするときに安定感がなく、少々やりづらくなります。ですので、なるべく厚手でしっかりとした素材のものをタロット・クロスとして選ぶと良いでしょう。とりあえずタロット占いをはじめるにあたって、必要となるものは以上となります。 「タロット占い無料講座」の第1回はこれで終わります。 続く第2回の「タロット占い無料講座」では、タロットカードを入手した後、実際に占いに使うまでに必要なステップについて段階を踏んで説明していきます。